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歯を守るマウスピース
こんにちは、杜の宮かなだ歯科医院です😄
本日は「歯を守るマウスピース」についてお話させていただきます。
歯科医院でむし歯はないと言われているのに、歯が痛かったり滲みたりすることはありませんか?
これらのような症状のある方は、「歯ぎしり」や「食いしばり」をしている可能性が高いです!
歯ぎしりにはいくつかタイプがあり、ギリギリ音をたてる場合もあればほとんど音を立てずにぐぐっと強く噛み締めている場合などもあります。「指摘されたことが無いから歯ぎしりしていない!」と考えるのはちょっと待ってください(後ほど歯ぎしりや食いしばりをしている方の口の中によく出る特徴を紹介します)。
歯を失うことになる3つの大きな原因として、「むし歯」「歯周病」そして「歯の破折(割れ・折れ)」があります。
歯が歯茎の上で少し割れている程度なら残せることもありますが、真っ二つに割れてしまっている場合、残念ながらそのほとんどが歯を抜いてしまわければなりません。
歯の破折は「神経の治療を行った歯(失活歯)」で特に起こりやすいとされていますので、神経の治療を行ったことがある方は特に注意が必要です。
むし歯や歯周病は、定期的なメンテナンスに通うことで予防や早期発見ができますが、歯の破折の予防は歯科医院に通うだけでは難しく、ご自身で力のコントロールを行うことが大切です。
歯の破折がおこる一番の原因は、「歯ぎしり・食いしばり」です。自覚がない方もいらっしゃいますが、多くの方が仕事中や睡眠中に歯を食いしばったり歯ぎしりをしているとされています。
歯ぎしりや食いしばりで歯に強い力がかかっている方は、口の中に上記のような特徴が見られることが多いです。
日中の食いしばりは、意識することで(認知行動療法)改善するケースもありますが、睡眠中の歯の負担は自分で制御できないため、寝るときのマウスピース (ナイトガード)が有効です。
ナイトガードを使用することで、特定の歯に強い力がかからないように力を分散させることができます。また歯よりやわらかく歯の代わりに削れることで、歯が削れることも防ぐことができます。
ナイトガードは保険適応の治療です(矯正治療やホワイトニング用のマウスピースとは別のものです)、歯の破折以外にも、被せ物が欠けたり外れることや、奥歯の痛みや知覚過敏を防ぐ効果が期待でき、非常におすすめの治療になります😊
お口のことで気になることは何でもお気軽にご相談ください、皆様のご来院を心よりお待ちしております😊
*イラスト出典元:歯科素材.com