お父さんお母さんへ

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お子様のお口の健康を守るためにお母様ができること

お子様のお口の健康を守るためにお母様ができること

お子様のお口の健康を守る身近な存在、それは親御様です。赤ちゃんがお腹にいる時期も含めれば、お子様と一緒に過ごす時間が最も長いのは、お母様かもしれません。妊婦さんのお口の健康は、お腹の赤ちゃんの健康にもつながります。そして、母乳や離乳食は食育につながるものであり、将来のお口や身体の健康を守るためにとても大切なものです。一緒に過ごす長い時間の中で、正しい歯みがき習慣や食生活を身につけさせてあげましょう。

小さなお子様は、まだまだ自分自身でお口の健康に気を遣うのは難しく、お子様の口腔内環境を守れる身近な存在は親御様だけしかいません。しかし、外から見えないお口の健康は、気にかけていても見逃してしまうこともあるでしょう。もしお子様の歯やお口のことで、少しでも気になることがありましたら、小児歯科も得意な新宮町の歯医者「医療法人杜の宮かなだ歯科医院」まで、お子様と一緒にご来院ください。歯医者と親御様の二人三脚で、お子様のお口の健康を守っていきましょう。
こちらでは、お子様を歯医者嫌いにさせないためのポイントと妊婦さんのための妊婦歯科診断をご紹介します。

歯医者に行く前のお子様とのお約束

歯医者に行く前のお子様とのお約束

お子様を歯医者嫌いにさせないために日頃から気をつけていただきたいポイントがあります。こちらでは5つご紹介します。

歯医者を脅し文句に使わない

「悪い子は歯医者に連れて行くよ」などと、歯医者を脅し文句に使わないようにしましょう。脅し文句に使われてしまうと、お子様は歯医者に悪いイメージを持ち、歯医者に行くのを怖がってしまうためです。

治療の大切さを説明する

歯医者に行く際には、お子様に歯医者さんで治療を受ける大切さをきちんと説明してあげてください。説明をせずに連れて行ってしまうと、「ここで何をされるのだろう…」「痛い・怖いことをされるのは嫌だ…」とお子様は不安を感じてしまいます。歯の健康を守る歯医者の大切さを事前にお話してあげて、お子様が納得してから歯医者さんに行きましょう。

機嫌の良いタイミングで予約する

歯医者への予約は空腹時やお昼寝の時間などの時間は、なるべく避けるのがおすすめです。ぐずったりせず、できるだけ機嫌が良さそうなタイミングで歯科医院の予約を取りましょう。

リラックスする

親御様の緊張はお子様に伝わります。歯科医院についたらまず親御様がリラックスし、優しい笑顔になりましょう。

治療後は褒めてあげる

治療後は「頑張ったね」など、しっかり褒めてあげてください。普段のとき以上に、大袈裟なくらいに褒めていただいても大丈夫です。成功体験を重ねていけば、お子様にとって歯医者は怖いところではなくなります。ぐずってしまって治療がうまくいかない場合もあるかもしれません。しかしそんなときも叱らず、次回につながるように励ましてあげてください。叱られると小さなトラウマになり、歯医者に対して不安を感じてしまうためです。

妊娠中の歯の環境

妊娠中の歯の環境

妊娠すると妊婦さんの身体の中ではさまざまな変化が起こります。ホルモンバランスが変化し、新陳代謝にも変化が現れ、唾液や胃液などの分泌状況も変わります。酸っぱいものを好むようになったり、つわりがあったり、嗜好が変化するとともに、お口の中の環境も変化し、むし歯や歯周病にかかりやすくなります。

妊婦さんのお口の健康は、お腹の赤ちゃんの健康にも影響します。毎日のケアとともに妊婦歯科健診を活用することをおすすめします。

妊婦歯科健診とは?

妊婦歯科健診とは?

妊婦さんが進行した歯周病にかかっていると、そうでない妊婦さんと比べて早産や低体重児出産のリスクが約7倍になるという報告があります。また母親にむし歯があると、赤ちゃんに感染するリスクが高まります。このようなリスクを減らすには妊婦さんのお口の健康を守ることが大切です。当院では妊婦歯科健診をおすすめしていますので、お電話でご予約のうえ、母子手帳ご持参でご来院ください。

妊娠中の歯科治療について

受診時期について

受診時期について

妊娠中であっても、歯科治療を受けてはいけない時期はありません。しかし、妊婦さんの体調を考えると、妊娠初期は、流産やつわりの心配がありますし、妊娠後期は早産のリスクがあります。そのため、体調が安定する妊娠中期(5~7ヶ月)の妊娠安定期からの受診がおすすめです。妊娠安定期でしたら、通常の歯科治療を行っても問題はありません。そのほかの時期は応急処置や生活指導にとどめておくのがおすすめです。

レントゲン撮影について

レントゲン撮影について

歯科で行うレントゲン撮影は口元の撮影ですので、妊婦さんのお腹からは離れています。また1枚の撮影で浴びる放射線量は地球上で1年間に浴びる自然放射線量の100分の1ほどとであり、ごく微量です。さらにレントゲン撮影の際には防護エプロンを着用しますので、X線の量はさらに100分の1にまで減少します。そのため、被曝量はかなりゼロに近くなりますのでご安心ください。

薬について

薬について

妊娠中は抗生物質や鎮痛剤などの薬剤投与には注意しなければなりません。やむを得ない場合は使用することもありますが、基本的にはできるだけ使わない方針です。もし使用する際は、母体と胎児への影響を考慮するとともに、かかりつけの産婦人科医とも相談して行います。

麻酔について

麻酔について

歯科治療で使用する麻酔は基本的には局所麻酔です。そのため母体や胎児への影響はほとんどありません。もし、以前に歯科治療での麻酔処方時に気分が悪くなった経験などがありましたら、必ずお知らせください。

抜歯

抜歯

どうしても必要な場合は、妊娠安定期に抜歯処置を行いますが、出産後までの延期が可能であれば、まずは応急処置のみにとどめておきます。

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